TEL:052-711-6131

名古屋市千種区千代田橋一丁目1番1号

地下鉄茶屋ヶ坂駅から徒歩5分

受付時間8時30分~11時30分※整形外科は11時まで

休診日日曜日・祝日・第2・4土曜日・年末年始※第1・3・5土曜日は診察しております。

愛知県 名古屋市 |国家公務員共済組合連合会 東海病院

内視鏡センター

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内視鏡センターについて

内視鏡センターの拡張と最新機器の導入

センター開設当初は年間内視鏡検査数が約4,000件であり、2列で十分検査を行えました。その後毎年検査数が増加し平成26年度は検査数が8,000件を超え、3並列で行うことが必要となりました。内視鏡検査室は一応3室ありましたが、3つ目の検査室はかなり狭く常時検査を行うことはできませんでした。そこで、平成27年のゴールデンウイーク中に内視鏡センター拡張工事を行いました。放射線技師室の一部を内視鏡センターの洗浄室と機材室に改築し、診療棟3階に大腸内視鏡前処置室を新設しました。現在は内視鏡検査を常時3並列で行うことが可能となり、大腸内視鏡の検査待ちが少なくなりました。

平成27年9月には二つの新しい内視鏡機器を導入いたしました。一つはオリンパス社の超音波内視鏡です。従来のメカニカル走査式より画質が優れた電子走査式の超音波観測装置となりました。スコープはラジアル型とコンベックス型の2本を用意しました。これにより超音波内視鏡下穿刺吸引術(EUS-FNA)をいつでもできるようになりました。もう一つは富士フィルムメディカル社のレーザー光源搭載の内視鏡システムです。スコープは上部3本(内1本は経鼻内視鏡)、下部2本導入いたしました。イメージセンサーにCCDではなく高解像度CMOSセンサーを搭載し、非常にきれいな画質です。また、狭帯域光観察(BLI)と拡大観察を使用でき、診断能の向上が期待されます。

苦痛の少ない内視鏡検査を目指して

胃がんや大腸がんを早期に発見するためには、内視鏡検査を定期的に受けることが重要です。
当院の内視鏡センターではなるべく楽な検査を心がけ、繰り返し検査を受けていただけるようにしております。

胃カメラ前の咽頭(のど)麻酔の際、従来はゼリーを3-5分喉に含んで頂いておりましたが、平成25年から苦痛の少ないスプレー麻酔に変更いたしました。また、積極的にセデーション(鎮痛剤や鎮静剤の使用)を行っています。
胃カメラでは希望者に鎮痛剤と鎮静剤を使用しています。
検査中は血圧と酸素飽和度をモニターし、検査後は電動リクライニング式リカバリーベッド(3台設置)とストレッチャー(3台設置)で1-2時間お休みいただきます。
また人間ドックの受診者を中心に経鼻内視鏡も行っています。

大腸内視鏡ではほぼ全例に鎮痛剤を使用しており、また炭酸ガス送気を行っています。
炭酸ガス(二酸化炭素)は空気に比べて約200倍のスピードで体内に吸収されるため、検査中や検査後の腹部膨満感がかなり軽減されます。
私たちは苦痛の少ない内視鏡検査を目指して努力しております。

最先端の内視鏡検査、治療

名古屋大学消化器内科のご協力により最先端の医療を提供しております。
早期胃がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は平成14年から取り組んでおり、現在は食道がんや大腸腫瘍に対しても行っています。
平成25年から小腸の病気に対してカプセル内視鏡を導入しました。
また、平成26年からは超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)を開始し、消化管粘膜下腫瘍や膵腫瘍の組織診断ができるようになりました。

設備について


平成19年8月に内視鏡センターを開設いたしました。
センターの総面積は約130平方メートルと従来の内視鏡室の約3倍となりました。
完全に仕切られた三つの検査室があり並列で検査を行っています。
内視鏡装置はハイビジョン対応電子内視鏡システムで、液晶モニターをオペ室の無影灯の様に天井からアームに取り付けて吊るしました。
モニターの位置を術者の好みに合わせることができとても便利です。
スコープの数は胃カメラ16本(経鼻内視鏡4本)、大腸内視鏡11本で、内視鏡洗浄装置5台を稼働して1症例1検査ごとに洗浄・消毒を行い感染予防に努めています。

センター内に大腸内視鏡の前処置用のスペース、シャワー付き更衣室、車いす対応トイレを設置し、内視鏡センター前のトイレを温水洗浄便座付き洋式トイレに改装しました。
これにより、大腸内視鏡検査の前処置を院内で行うことができるようになりました。
同時に、病診連携登録医の先生方からの大腸内視鏡検査の電話予約を開始いたしました。
お蔭さまで年々紹介数が増加しています。
基本的に初回大腸検査時にポリープを切除するようにしており、切除した場合は1泊入院していただいております。

拡張した『内視鏡室3』

 

新たに設置した『前処置室』

 

新たに設置した『洗浄室』

 

スタッフ紹介

医師
丸田 真也 副院長 兼 内視鏡センター長(S62年卒、内視鏡学会指導医)
北村 雅一 消化器内科部長(H8年卒、内視鏡学会専門医)
近藤 真也 消化器内科副部長(H10年卒、内視鏡学会指導医)
田中 達也 医師(H21年卒、内視鏡学会会員)
植月 有希子 医師(H22年卒、内視鏡学会会員)
津田 美芽 医師(H25年卒、内視鏡学会会員)
名古屋大学消化器内科より週3回の代務医が来て、最新の診断・治療を行っています。
古根 聡 医師(木曜午後、担当分野 消化管の超音波内視鏡、拡大内視鏡、ESD)
飯田 忠 医師(火曜午後、担当分野 消化器の超音波内視鏡、拡大内視鏡、ESD)
山本 明子 准教授(金曜午前、担当分野 上部消化管内視鏡検査)

コメディカルは藤田美津子師長以下、看護師8名です。

2018年の検査数 8,128件

上部 5,997件
(その内 粘膜下層剥離術(ESD)23件、粘膜切除術(EMR)・ポリペク4件、食道静脈瘤治療(EIS,EVL)3件、胃瘻造設(PEG)10件、ステント留置4件、止血術43件、イレウス管25件、異物除去13件)
下部 1,901件
(その内 粘膜下層剥離術(ESD)7件、粘膜切除術(EMR)・ポリペク633件、止血術16件、ステント3件)
超音波内視鏡(EUS)114件
(その内 上部92件、下部15件)
ERCP 109件
(その内 胆道ドレナージ(ERBD・ENBD)42件、乳頭切開(EST)32件、砕石術29件、金属ステント4件)
カプセル内視鏡 7件